概要
Heidiの「患者」機能では、診察する患者ごとに継続的な患者記録を作成できます。臨床上の補足情報、紐付けられた診察履歴、アップロード済みの文書を、すべて一か所で確認できます。
「患者」リスト
「患者」リストを開くには、左側のナビゲーションメニューで「患者」を選択します。ここでは、作成した患者情報、または診察を紐付けた患者情報を、検索可能な一覧で確認できます。
患者を選択すると、右側にその患者の詳細が表示されます。紐付けられた診察履歴、保存済みの情報、添付したファイルを確認できます。
「患者」機能内でできること:
その患者に自動で紐付く新しい診察を開始する。
患者記録に文書を直接アップロードする。
保存済みのプロフィール項目を確認・編集する。
「患者」機能に保存される情報
患者情報の項目
各患者情報には、以下の項目を保存できます:
姓と名
患者を識別する情報(例:患者名、番号、認識しやすいコードなど)
生年月日
性別
メールアドレス
電話番号
既往歴
服用中の薬
アレルギー
追加の記録
これらの項目は、診察をまたいで保持されます。一度保存すると、その患者に関する作業を行うたびに補足情報として利用できます。再入力する必要はありません。
Heidiを電子カルテと併用していますか?患者情報の正式な記録は、引き続き電子カルテで管理されます。「患者」機能には、診察履歴、アップロード済みの文書、自動抽出された項目など、Heidi内で使用する臨床上の補足情報が保存されます。 Heidiで生成した最終的な記録を電子カルテに送信する場合(日本では未対応)、送信されるのは記録のみで、患者情報は送信されません。
「患者」機能に保存した文書
患者情報に文書をアップロードすると、その患者との今後の診察で、その文書を補足情報として利用できます。
患者情報に文書をアップロードするには:
左側のナビゲーションメニューで「患者」を選択します。
対象の患者を選択します:
既存の患者の場合は、リストから名前を選択します。
新しい患者の場合は、右上の「+ 新規患者」を選択し、患者情報を入力します。
患者のプロフィールで、「ファイル」、「ファイルを添付」の順に選択します。
ファイルを選択します。対応しているファイル形式は、診察レベルの「補足情報」へのアップロードと同じです。
診察で患者文書を使用する:
患者に紐付けられた診察を開くと、診察の「補足情報」タブの左下に、「患者の文書を補足情報として使用」ボタンが表示されます。このボタンを使って、その診察の補足情報として含める患者に保存した文書を選択します。
これは、診察に文書を直接アップロードする操作とは別です。患者に保存した文書は患者に添付されたままとなり、その患者の複数の診察で再利用できます。
💡 ヒント:患者に保存した文書は、紹介状、専門医の報告書、その患者に関係する臨床上の背景情報など、どの診察でも参照したい情報を保存する場所として適しています。
患者情報をすばやく確認する
患者に紐付けられた診察中に、その患者名にカーソルを合わせると、診察画面を離れずに患者情報の概要を確認できます。
ホバー表示では、保存済み項目の一部が表示されます。名前、患者を識別する情報(患者IDなど)、重要な臨床上の注意点を一目で確認できます。詳細をすべて確認するには、患者名をクリックして「患者」画面を開きます。
患者IDなどの識別情報のすぐ下にある日付をクリックすると、その患者に紐付けられた診察も表示できます。
文字起こしから患者情報を自動抽出する
Heidiが診察の文字起こし内で関連する臨床情報を検出すると、その情報を抽出し、紐付けられた患者に保存することを提案します。
抽出できる内容:
姓と名
電話番号
患者IDなど、患者を識別する情報
既往歴
服用中の薬
アレルギー
仕組み:
抽出できる情報がある場合、画面下部に通知が表示されます。
患者名の横にも通知が表示されます。抽出候補の件数が表示されます。
これらの通知のいずれかをクリックすると、Heidiが検出した内容と、患者情報への追加候補が表示されます。
提案内容を確認し、承認または却下します。確認なしに保存されることはありません。
「自動抽出」で提示される変更候補は任意です。承認せずに却下したり、そのまま無視したりすることもできます。変更を承認しない限り、患者情報は更新されません。
「自動抽出」をオフにする
自動抽出はデフォルトでオンになっています。各診察後に患者情報を手動で更新したい場合は、いつでもオフにできます。
「自動抽出」をオフにするには:
「ユーザーメニュー」、「設定」、「データ管理」の順に開きます。
「患者情報を自動的に抽出する」をオフに切り替えます。
無効にすると、Heidiは診察後に抽出候補を表示しなくなります。既存の患者データには影響しません。
同じ設定からいつでも再度有効にできます。
組織の管理者は、チームの「自動抽出」の有効/無効も設定できます。組織の設定から管理でき、必要に応じてオフにできます:
「組織設定」、「データ管理」の順に開きます。
「患者情報を自動的に抽出する」をオフに切り替えます。
診察を患者に紐付ける方法
診察を患者に紐付けると、Heidiはその診察を患者の履歴に関連付けます。
診察が紐付けられると:
選択した患者に保存した文書を「補足情報」タブで利用できます。
抽出された臨床情報を、診察後に「患者」へ保存できます。
また、この設定を有効にしている場合、患者の直近3件の診察を補足情報として自動的に含めることができます。「ユーザーメニュー」、「設定」、「データ管理」の順に開き、「過去の診察を自動的に含める」をオンに切り替えます。
診察開始時に紐付ける方法:
新しい診察を開始するときに、患者の入力欄に患者を識別する情報を入力します。 Heidiは以下を行います:
名前が一致する既存の患者プロフィールを候補として表示する。
該当する患者がまだ存在しない場合は、新しい患者の作成を提案する。
患者への紐付けが不要な場合は、紐付けずに診察を作成する。
「患者」画面から、その患者に紐付く診察を直接開始することもできます。新しい診察は、その患者に自動で紐付けられます。
診察の紐付けについて詳しくは、患者の診察を管理するをご覧ください。
再診患者:過去の診察を「補足情報」として使用する
紐付けられた診察を開くと、Heidiはその患者の直近3件の診察を補足情報として含めることができます。つまり、診察間で手動でコピー&ペーストしなくても、最大3件までの過去の診察内容を記録原稿の生成に活用できます。
3件の診察という上限は固定されています。患者の過去の診察が3件を超える場合は、最も関連性の高い3件を選択する必要があります。
これらの診察を紐付けるには:
患者に紐付いた新しい診察を開始します。
新しい診察で、「補足情報」タブに移動します。
補足情報ウィンドウの左下にある「+ 補足情報を紐付ける」アイコンを選択します。
この患者との直近の診察を最大3件選択します。
患者情報を削除する
患者データを削除するには、自動と手動の2つの方法があります。
患者情報の自動削除
診察から患者名が消えた場合や、以前使用した患者が見つからない場合は、アカウントまたは組織で「患者情報を自動で削除する」設定がオンになっていて、その患者の非アクティブ期間が経過しています。
診察自体は削除されず、患者プロフィールとの紐付けが解除されるため、その診察に患者名が表示されなくなります。対処方法については、下記の「よくある質問」をご覧ください。
Heidiは、設定した周期で患者プロフィール(プロフィールにアップロードされた文書を含む)を自動的に削除できます。
患者情報の自動削除を設定するには:
「設定」、「データ管理」の順に開きます。
「患者情報を自動で削除する」を探します。
トグルをオンに切り替えます。
非アクティブ期間を1〜365日の範囲で設定します。
自動削除を無効にするには、トグルをオフにします。
この設定は、ご自身で有効にすることも、チームアカウントをご利用の場合は組織の管理者が有効にすることもできます。ご自身で有効にした覚えがない場合は、不具合として報告する前に、「組織設定」、「データ管理」の順に開いて確認するか、組織の管理者にお尋ねください。
💡 「患者情報を自動で削除する」設定は、診察の削除を含む他のすべての削除・保持設定とは別のものです。
削除される内容
患者プロフィールが自動削除されると:
プロフィールと保存済みの項目が削除されます。
患者プロフィールにアップロードされた文書が削除されます。
以前その患者に紐付けられていた診察は削除されません。診察履歴には残りますが、患者プロフィールとの紐付けは解除されます。
削除日前に新しい診察が患者に紐付けられると、非アクティブ期間のカウントがリセットされ、その患者は削除されません。
警告通知
患者が削除される前に、Heidiは警告通知を送信します:「〇人の患者がまもなく削除されます。」
警告はアプリ内の通知ベルにのみ表示されます。メールやプッシュ通知では送信されません。
「患者情報を削除する前に警告する」設定は、自動削除を有効にしている場合、デフォルトでオンになっています。「設定」、「通知」の順に開くと、オフにできます。
この通知は見落としやすく、個別にオフにすることができます。患者が表示されなくなる前に警告を見た覚えがない場合は、通知を閉じたか、「設定」、「通知」、「患者情報を削除する前に警告する」で通知が無効になっている可能性があります。
タイミングの仕組み
削除の周期は、患者プロフィールが作成された日付に基づきます。
自動削除を初めてオンにしたとき
次回の確認時に、すでに非アクティブ期間を過ぎている患者には警告が送信されます。削除はされません。その患者は、翌日のチェック時(約24時間後)に削除されます。
継続的な動作
毎日の確認の際、今後24時間以内に削除対象となる患者に警告が送信され、すでに期限を過ぎている患者が削除されます。通常の使用では、患者が削除される約1日前に、通知ベルで通知を受け取ります。
患者情報の手動削除
患者情報を手動で削除するには、そのプロフィールを開き、「患者情報を削除」を選択します。次の2つのオプションが表示されます:
患者と、紐付けられたすべての診察を削除する。
紐付けを解除し、それらの診察を保持する。
デフォルトでは、紐付けを解除して診察を保持します。
診察レベルの自動削除について詳しくは、診察サマリー:診察の確認と削除をご覧ください。
CSVから患者情報を読み込む
CSVファイルをアップロードして、複数の患者プロフィールを一度に作成できます。別のシステムから移行する場合や、多数の患者をまとめて登録する場合に便利です。
患者情報を読み込むには:
「患者」に移動します。
左上の「読み込み」を選択します。
読み込み手順の中でCSVテンプレートをダウンロードします。
テンプレートに患者データを入力し、アップロードします。
必須項目は、患者を識別する情報のみです。その他の項目(アレルギー、服薬、病歴、その他のプロフィールデータ)は任意です。
患者情報を結合する
重複している患者がいる場合は、1つの患者記録に結合できます。
患者情報を結合するには:
「患者」リストから、結合する患者を選択します。
「結合」を選択します。
結合後に残す患者記録を選択します。
確認手順を確認し、結合を確定します。
結合後、削除された患者に紐付いていたすべての診察と文書は、残した患者記録に紐付け直されます。削除対象となった患者は削除されます。
結合前に確認しておきたいこと:
保持されるのは、結合後に残す患者記録の詳細情報(服薬、アレルギー、病歴)のみです。削除される患者記録の詳細情報は引き継がれません。
結合後も、診察はそれぞれ別の診察として残ります。診察が誤った患者に紐付いている場合は、診察内で紐付けを解除できます。
患者の結合は元に戻せません。患者情報の結合を取り消す方法はありません。この手順には複数の確認ステップがあります。確定する前に、選択内容を慎重に確認してください。
「患者」機能と電子カルテ
「患者」機能は電子カルテとどのように連携しますか?
Heidiで電子カルテ連携を使用して予約を作成する場合、該当する患者がまだ存在しない場合は新しい患者情報が作成されます。※電子カルテ連携は、日本では現在ご利用いただけません。
これにより、過去の診察記録、Heidiに登録された既往歴、アップロードされた患者文書など、その患者の補足情報を次回の診察で活用できます。
診察の終了時に、患者の詳細情報への更新候補が提示され、承認またはスキップすることができます。
これらの提案を表示したくない場合は、設定でオフにすることができます。
また、連携に最終記録を電子カルテに送信する機能が含まれている場合、送信されるのは記録のみであり、患者の詳細情報は送信されません。
よくある質問
診察を患者情報に紐付ける必要があるのはなぜですか?
診察を患者情報に紐付けると、Heidiが利用できる補足情報が増え、生成される記録原稿の質が向上します。診察が紐付けられている場合、Heidiは患者に保存された臨床項目(既往歴、現在の服薬、アレルギー)、直近最大3件の過去の診察、その患者記録にアップロードされた文書を参照できます。
紐付けは、診察前準備にも役立ちます。診察前に「患者」タブから患者を開くと、先に診察を開始しなくても、履歴や最近の診察を確認できます。
電子カルテについてはどうなりますか?患者記録を重複して管理する必要がありますか?
いいえ。 Heidiの患者情報には、Heidiの診察内で役立つ補足情報が保存されます。患者データの正式な記録システムは、引き続き電子カルテです。電子カルテと連携されたスケジュール(日本では未対応)から診察を開始する場合、これまでの作業の流れは変わりません。
既存の患者を一括で読み込み(インポート)できますか?
現時点では対応していません。患者情報は、初めて診察記録を患者に紐付けたとき、または診察開始時にHeidiが自動作成したときに作成されます。
患者情報が自動削除されると、診察記録も削除されますか?
いいえ。削除されるのは患者プロフィールのみです。診察記録からは患者との紐付けが解除され、診察履歴に保持されます。診察記録には、それぞれ別の保持設定が適用されます。
一部の診察で患者名が表示されないのはなぜですか?
以前に患者を診察に紐付けていたのに、後からその診察がその患者と紐付いていないことに気づいた場合、まず確認すべきは患者プロフィールの保持設定です。
これは通常、紐付けられていた患者プロフィールが、「患者情報を自動で削除する」設定(上記)により自動的に削除されたことを意味します。診察自体は保持されますが、患者プロフィールが削除されると、紐付け解除済みとして表示されます。この設定が有効になっているかどうかと、その期間は、「設定」、「データ管理」の順に開いて確認するか、組織の管理者にお尋ねください。管理者はチーム全体に対してこの設定を有効にできます。
削除の警告はどこに表示されますか?
アプリ内の通知ベルにのみ表示されます。メールやプッシュ通知は送信されません。
患者情報が削除される前に、どのくらい前に通知されますか?
少なくとも1日前です。 Heidiは、削除が実行される前日に必ず警告通知を送信します。
削除日前に患者情報が再びアクティブになった場合はどうなりますか?
削除日前に新しい診察記録が患者情報に紐付けられると、非アクティブ期間のカウントがリセットされ、その回の削除対象から外れます。
患者プロフィールを手動で削除すると、紐付けられた診察記録も削除されますか?
患者情報を手動で削除する場合、Heidiは、紐付けられたすべての診察記録を削除するか、紐付けを解除して保持するかを確認します。デフォルトでは、紐付けを解除して診察記録を保持します。
患者情報を削除すると、その患者情報にアップロードした文書も削除されますか?
はい。患者情報に直接アップロードされた文書は、患者情報を削除すると、あわせて削除されます。個別の診察記録にアップロードされた文書には影響しません。
患者情報に保存した文書と、診察記録の「補足情報」の違いは何ですか?
診察の「補足情報」は、診察ごとに管理されます。特定の診察にファイルをアップロードすると、その診察でのみ利用できます。患者に保存した文書は患者に紐付けられており、その患者との今後の診察で補足情報として選択できます。
患者情報の自動抽出をオフにできますか?
はい。自動抽出はデフォルトでオンになっていますが、いつでも無効にできます。「ユーザーメニュー」、「設定」、「データ管理」の順に開き、「患者情報を自動的に抽出する」をオフに切り替えます。無効にすると、Heidiは診察後に患者情報の更新を提案しなくなります。同じ場所からいつでも再度有効にできます。













