テンプレートとは?
テンプレートは、Heidiで診察記録や文書を作成する際の土台です。含めるセクション、各セクションで取り込む内容、出力の文体を定義します。
診察を録音すると、Heidiはテンプレートを設計図として使い、文字起こしの内容から診察記録の原稿を作成します。一度設定しておけば、毎回希望に沿った形式で診察記録を作成できる、再利用可能なフォーマットです。
左側のナビゲーションパネルにあるメインの「テンプレート」メニューから、テンプレートを探して管理します。
Heidiでは、専門分野に合わせた既成テンプレートのライブラリも用意されており、すぐに使い始めることができます。特別な記法を覚える必要はありません。既成テンプレートをカスタマイズしたり、一から独自のテンプレートを作成したりできます。
「テンプレート」、「掲示板で探す」の順に開くと、掲示板のテンプレートにアクセスできます。
記録用テンプレートと文書テンプレートの違い
Heidiのテンプレートには2つの種類があります。それぞれの違いを理解しておくと、必要な場面で適切なテンプレートを選びやすくなります。
診察記録テンプレートは、カルテに記録する臨床文書のためのテンプレートです。同僚や後から見返す自分が、診療の記録として確認する診察記録の作成に使用します。 SOAP形式の診察記録、経過記録、H&P形式の記録などが該当します。 Heidiは、文字起こしの内容と、診察中に追加された補足情報をもとに、これらの記録原稿を作成します。
文書テンプレートは、カルテ外で使用する文書のためのテンプレートです。紹介状、退院サマリー、診断書、患者向け説明文書などの作成に使用します。文書は診察記録の作成後に生成され、作成済みの診察記録を情報源として使用します。
ℹ️ 文書は診察記録の内容をもとに作成されるため、文書を生成する前に、診察記録を確認して確定しておくことをおすすめします。
文書テンプレートの使い方
診察記録が生成されたら、診察画面の右上にある+ 「作成」をクリックします。利用可能な文書テンプレートの一覧が表示されます。使用するテンプレートを選択すると、診察記録の横に新しいタブが開き、Heidiが文書原稿を作成します。
文書テンプレートをデフォルトに設定する
文書テンプレートをデフォルトに設定すると、各診察後に2つの出力(専門分野に応じた診察記録と文書)が自動的に作成されます。ほとんどの診察で同じ外部文書(紹介状など)を日常的に作成する場合に便利です。
文書テンプレートをデフォルトに設定するには、「テンプレート」に移動し、対象の文書テンプレートを探します。テンプレートの右側にある三点メニュー(…)を選択し、「デフォルトに設定」を選択します。
文書を自動生成リストに追加する
各診察の終了時に、デフォルト以外の文書も含めて複数の文書を作成したい場合は、「すべての診察で自動生成」を使用します。
追加したい文書テンプレートごとに、次の操作を行います。
「テンプレート」へ移動します
「すべての診察で自動生成」の文書アイコンを選択します
自動生成リストに追加した文書は、各診察の終了時に、デフォルトの文書とあわせて自動生成されます。手動で作成を開始する必要はありません。
文書の「すべての診察で自動生成」を停止するには:
「テンプレート」へ移動します
自動生成リストに追加済み
「自動生成を停止」の文書アイコンを選択します
ℹ️ 多くの患者に対して日常的に作成する文書がある場合は、「すべての診察で自動生成」を使用します。たとえば、通常の紹介状に加えて患者向け文書を作成する場合などに便利です。メインで使用する文書をデフォルトに設定し、追加で作成したい文書は自動生成リストに追加します。
診察でテンプレートを使用する
文字起こし終了後にテンプレートを選択する
文字起こしを停止すると、テンプレートの選択画面が表示されます。一覧をスクロールするか検索して、使用するテンプレートを見つけます。最近使用したテンプレートは上部に表示されます。テンプレートを選択すると、Heidiが診察記録の原稿を作成します。
既存の診察記録でテンプレートを変更する
診察記録を作成した後で、別のテンプレートを試したい場合は?診察記録の上にあるテンプレート名のボタンをクリックします。テンプレート選択画面が再び開き、選択したテンプレートで診察記録が生成し直されます。
デフォルトテンプレートを設定する
ほとんどの診察で同じ種類の診察記録を作成する場合は、デフォルトテンプレートを設定しておくと、毎回選択する手間を省けます。設定方法は次の3つです。
方法1:右側の文書パネルから設定する(最も手早い方法)
文書パネルの三点メニュー(…)、「デフォルトのテンプレートとして保存」の順に選択します
方法2:「設定」から設定する
「設定」、「デフォルト設定」、「診察のデフォルト設定」、「デフォルトの記録用テンプレート」の順に開き、ドロップダウンメニューから使用したいテンプレートを選択します。診察中ではないタイミングでデフォルトを設定または変更したい場合は、この方法が便利です。
方法3:「テンプレート」から設定する
「テンプレート」に移動し、デフォルトに設定したいテンプレートを探します。右側の三点メニュー(…)をクリックし、「デフォルトに設定」を選択します。この方法は、記録用テンプレートと文書テンプレートの両方で使用できます。
最初のテンプレートを作成する
最初のテンプレートを作成する方法は2つあります。
ℹ️ さらに詳しく知りたい場合テンプレートの作成方法や使いこなし方は、Heidiテンプレートアカデミーをご覧ください。
Heidiに説明する(推奨):
サイドバーの「テンプレート」に移動します
「+ テンプレートを作成」を選択します(右上)
「記録または文書」を選択します
「続ける」を選択します
5. チャットボックスに、必要な内容を入力します。例:
「一般内科の診察用にSOAP記録を作成」、または
「整形外科への紹介状テンプレートを作成」
6. Heidiがテンプレート全体を作成し、サンプル記録を表示します。
7. サンプル記録を確認し、必要に応じて変更してから「保存」をクリックします。
サンプル記録をアップロードする:
サイドバーの「テンプレート」に移動します
「+ テンプレートを作成」を選択します(右上)
「記録または文書」を選択します
「続ける」を選択します
ファイルを添付するには、クリップのアイコンを選択します
6. .doc、.docx、.pdf形式の診察記録サンプルを最大5件までアップロードできます
7. Heidiが構成を分析し、患者を特定できる情報を自動的に削除したうえで、内容に合ったテンプレートを作成します。
8. 内容を確認し、必要に応じて編集してから「保存」をクリックします。
テンプレートを編集する
Heidiでテンプレートを調整する方法は3つあります。どこまで自分で編集したいかに応じて選べます。
1. 「Heidiに相談」で変更を依頼する(最も簡単)
テンプレート編集画面の下部にある入力欄に、変更したい内容を自然な言葉で入力します。例:「治療計画セクションを番号付きリストにする」、「主観的所見の後に社会歴セクションを追加する」など、希望する変更内容を入力します。あとはHeidiが処理し、結果は「サンプル」タブにすぐに表示されます。
2. サンプル記録を編集する
テンプレート編集画面には、デモ用の文字起こしから作成されたサンプル記録がリアルタイムで表示されます。
このサンプル記録を直接編集して、書式や構成を調整できます。セクションの並べ替え、内容の表示方法の変更、レイアウトの調整などを行うと、Heidiがテンプレートの構成を自動的に更新します。
ℹ️ ただし、サンプル記録の内容そのもの(患者情報や検査値など)を編集しても、テンプレートの構成には反映されません。サンプル記録はあくまでデモとして表示されているためです。
3. 構成を直接編集する
「構成」タブに切り替えると、テンプレートの構文を手動で編集できます。最も細かく制御できる方法です。詳しくは中級ガイドで説明しています。
バージョン管理
入力欄からの変更、サンプル記録の編集、構成の直接編集など、テンプレートに変更を加えるたびに、Heidiは新しいバージョンを自動的に保存します。試行錯誤している間に、うまくできたバージョンが失われる心配はありません。
バージョン履歴を確認するには、テンプレート編集画面の右上にある「バージョン」ドロップダウンをクリックします。以前のバージョンを選択してプレビューし、「保存して終了」をクリックすると復元できます。バージョンは無期限に保存されます。
サンプルのアップロードに対応しているファイル形式
テンプレートを作成する際、診察記録のサンプルをアップロードすると、Heidiが希望する文体や構成を把握しやすくなります。 Heidiがフォーマットを分析し、それに合ったテンプレートを作成します。
対応しているファイル形式:.doc、.docx、.pdf
対応していない形式:スプレッドシート(.csv、.xml)、プレーンテキスト(.txt)、画像(.png、.jpg)
一度に最大5件のサンプル文書をアップロードできます。 Heidiは処理前に、患者を特定できる情報を自動的に削除します。
作成された文書をテンプレートとして保存する
今後も再利用したい文書(紹介状など)をHeidiが作成した場合、テンプレートとして保存できます。
文書パネルで三点メニュー(…)、「新しいテンプレートとして保存」の順に選択します。テンプレートはライブラリに保存され、後で再利用できます。
テンプレート設定
テンプレートを編集するときは、テンプレート編集画面の上部にある「設定」をクリックすると、次のオプションを利用できます。
ℹ️ テンプレートで定義された箇条書き(ダッシュや箇条書き記号で始まる行など)は、設定の箇条書きのオン/オフより優先されます。予期しない箇条書きを避けるために、テンプレートが希望のフォーマットと一致していることを確認してください。
公開範囲
テンプレート編集画面の「設定」、「共有」の順に開いて設定します。
非公開:自分だけに表示されます。
チーム:Heidiチームの全員と共有されます。
公開:テンプレートをテンプレート掲示板に公開し、他のユーザーが見つけて使用できるようにします。
「共有」ボタンから共有設定を管理することもできます。利用できる機能は次のとおりです。
アクセス:アクセスできるユーザー(自分のみ/チーム)を設定し、テンプレート掲示板への共有のオン/オフを切り替えたり、共有リンクをコピーしたりできます。
コピーを共有:テンプレートのコピーをメールまたはリンクで他のユーザーに直接共有できます。
種類
テンプレート編集画面の「設定」、「種類」の順に開き、テンプレートを記録用テンプレートにするか、文書テンプレートにするかを設定します。これにより、診察ワークフロー内で表示される場所が決まります。
デフォルトテンプレート
テンプレート編集画面の「設定」にある「デフォルトに設定」で設定します。これを選択すると、このテンプレートがデフォルトに設定され、各診察後にHeidiが自動的に選択します。
グリッド表示とリスト表示
「テンプレート」セクションのレイアウトをグリッド表示またはリスト表示に切り替えることができ、文書のプレビューが表示されるため選びやすくなります。
「テンプレート」のグリッド/リストアイコンを選択して、表示方法を切り替えます。
プラットフォームとプランに関する注意事項
モバイルアプリ
現在、Heidiモバイルアプリでは、テンプレート作成画面を使ってテンプレートを直接作成・編集することはできません。
テンプレートを作成・編集するには、デバイスでSafariまたはChromeを開き、Heidiウェブアプリにアクセスしてください。テンプレートを最もスムーズに管理するには、デスクトップアプリの利用をおすすめします。
無料プランと有料プラン
文書テンプレートの作成と文書の生成は、すべてのプランでお使いいただけます。
ただし、無料プランの場合、一部のテンプレートの使用は月10回の利用上限にカウントされます。これには作成したカスタムテンプレートや文書が含まれ、また一部の組み込みテンプレートにも適用されます。個人プランまたはチームプランをご利用のユーザーは、無制限にご利用いただけます。
ℹ️ テンプレートの横にある紫色のアイコンを確認してください。組み込みテンプレートかカスタムテンプレートかにかかわらず、利用回数にカウントされるかどうかを確認できます。このアイコンがないテンプレートは、無料で使用できます。
月間の利用上限にカウントされるカスタムテンプレートや操作には、テンプレートライブラリで紫色のアイコンが表示されます。 Heidiの組み込みテンプレートにはこの表示がなく、無料でご利用いただけます。
標準テンプレートに戻して月間使用量を節約するには:
Heidiを開き、「テンプレート」に移動します。
カスタムテンプレートがデフォルトに設定されている場合は、デフォルトの設定を解除します。
紫色のインジケーターのないHeidiの組み込みテンプレートを選択し、デフォルトに設定します。
よくある質問
テンプレートを使うには構文を覚える必要がありますか?
いいえ。テンプレート作成画面では、特別な構文を使わずに、自然な言葉でテンプレートを作成・編集できます。ただし、テンプレートの構成に慣れている場合は、「構成」タブからテンプレートを直接編集することもできます。
既存のテンプレートは引き続き使用できますか?
はい。新しいテンプレート作成画面や編集画面を使っていても、既存のテンプレートはこれまでどおり使用できます。
Heidiは英語以外の言語のテンプレートに対応していますか?
はい。テンプレート編集画面は、Heidiがサポートしているすべての言語で使用できます。
テンプレートを作成するために記録をアップロードしましたが、サンプル記録がアップロードした内容と違って見えます。なぜですか?
これは想定どおりの動作です。 Heidiはまず、アップロードされた診察記録をもとにテンプレート構成を作成し、その後、デモ用の文字起こしを使って新しい例を作成します。これにより、元の診察記録を単にコピーするのではなく、実際の診察でテンプレートがどのように動作するかをより正確にプレビューできます。
変更を加えた後、テンプレートが更新されるのに時間がかかるのはなぜですか?
Heidiは、テンプレートの構成とそれに対応するサンプル記録を、バックグラウンドで同時に更新しています。この短い待ち時間によって、今後の診察でテンプレートが安定して出力されやすくなります。
テンプレートのバージョンはどのくらい保存されますか?
バージョンは無期限に保存されます。テンプレート編集画面の上部にあるバージョン履歴のドロップダウンから、以前のバージョンにいつでも戻すことができます。
無料プランの月間利用制限にカウントされるものは何ですか?
カスタムテンプレートの使用、少し編集したデフォルトテンプレートの使用、文書(紹介状やサマリーなど)の生成、または紫色のアイコンが付いた特定の組み込みテンプレートの使用は、それぞれ1回の操作としてカウントされます。このアイコンが付いていない標準の記録テンプレートの生成はカウントされません。
残りの操作回数が0になるとどうなりますか?
アップグレードを案内するメッセージ、または残りの操作回数が0であることを示す通知が表示されます。次の請求サイクルで制限がリセットされるのを待つか、個人プランまたはチームプランにアップグレードすると、無制限にご利用いただけます。
記録に箇条書きが表示されるのはなぜですか?また、どのように修正できますか?
記録に箇条書きが予期せず表示される場合があります。これは、テンプレートの設定、「個別設定」、またはプラットフォームごとの表示の違いなど、さまざまな要因によるものです。以下に、よくある原因とトラブルシューティング手順を示します。
よくある原因:
テンプレートの設定:カスタムテンプレートにダッシュ(-)や箇条書き記号で始まるプレースホルダー行が含まれている場合、Heidiはこれらを箇条書きとして解釈します。テンプレートで定義された書式は全体の設定より優先されるため、箇条書きの設定をオフにしても、テンプレートで定義された箇条書きは上書きされません。
個別設定:「リスト内の個別の項目には箇条書きまたは別行を使用する」などの「個別設定」が、テンプレートの指示を上書きする場合があります。これらの設定を無効にするか、競合する「個別設定」の行を削除することで、問題を解決できます。
プラットフォームごとの表示の違い:箇条書きの表示はプラットフォームによって異なる場合があります。例えば、スマートフォンの狭い画面では、ウェブ版やデスクトップ版と比べて、リストのフォーマットがより目立って見える場合があります。ただし、これは表示上の違いであり、記録の基本的な内容には影響しません。
箇条書きのトラブルシューティング手順:
手順1:ブラウザのキャッシュをクリアして、診察を更新してください。「再開」をクリックして数秒待ってから「文字起こしを停止」をクリックし、診察を再生成してください。ページを更新(Ctrl+R / Cmd+R)し、三点メニュー(⋯)から「生成テキストを再生成」を選択してください。
手順2:テンプレートを更新またはテストしてください。更新したテンプレートを現在の記録に適用して、変更が反映されることを確認してください。
手順3:別のプラットフォームでテストしてください。問題が解決しない場合は、ウェブ版の代わりにHeidiデスクトップアプリを使用してみてください。公式ソースから最新バージョンをダウンロードし、記録を再度生成してください。
予防策:
テンプレートを定期的に更新して、希望するフォーマットと一致していることを確認してください。
「個別設定」を確認・調整して、テンプレートの指示との競合を避けてください。
プラットフォーム間で表示や動作をそろえるには、デスクトップアプリを使用してください。
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さらに詳しく学びたい場合は、Heidiテンプレートアカデミーをご覧ください。レベル別のステップガイドが用意されています。
📘 Heidiでテンプレートを作成する:初級ガイド:テンプレート作成が初めての場合は、ここから始めてください。
📗 Heidiテンプレートを改善する:中級ガイド:書式、長さ、情報が不足している場合の扱いを調整します。
📙 Heidiテンプレートを使いこなす:上級ガイド:条件分岐、臨床マクロ、さらに詳しい問題対応について説明します。




















